
<「ライフプラン」の実践事例報告>
愛知県立祖父江高等学校教諭の串田三九二先生より「ライフプラン」の実践事例報告をいただいた。
祖父江高等学校では、平成10年度から11年度までの2年間、文部省より多様化実践研究の研究協力指定を受け、その成果を基に移行期間中の平成12年度から「ライフプラン」という名称で総合的な学習の時間を実施している。在り方生き方及び進路学習を中核とする実践内容であったが、生徒の活動の様子、教員の指導体制、評価方法等が具体的に示され、今後、総合的な学習の時間の内容を他校が計画・実践していく上で参考となる貴重な報告であった。その要旨は以下のとおりである。

1 本校における「特色ある学校づくり」の取組
(1) 担任二人体制での学級経営
(2) 本校の教育課程の変遷
ア 平成10年度入学生まで
イ 平成10・11年度の多様化実践研究(文部科学省研究協力校指定)の成果
・「ライフプラン」の年間指導計画の作成と実践など
ウ 平成11年度以降入学生適用の教育課程
エ 平成14年度以降の教育課程の特色
オ 「総合的な学習の時間」の位置付け
2 「総合的な学習の時間」としての「ライフプラン」
(1) 「ライフプラン」の指導目標
高校生活に対する期待を明確にし、高校生として自信に満ちた明るい人間を育てるとともに、望ましい勤労観や職業観を身に付けさせる。また、自分を正しく理解し、自分に適した進路選択をする能力や主体的に進路実現をする力を育成することを目的とする。
(2) 「ライフプラン」の年間指導計画(主な学習指導項目)
【高校生活オリエンテーション】【自分史の作成及び発表】【職業インタビューと発表】【地元の企業と上級学校調べ】【望ましい職業観】【在り方生き方講演会】【ライフプランの作成と発表】など
(3) 指導方法の創意工夫
生徒一人一人が「自らの問い」を深めていく過程に主眼を置き、ライフプラン委員会で毎時の指導計画の細案を検討し、学年会に提示した。指導者の指導法や指導目標の共通理解を重視し、効果的な授業実践に留意した。また、ティーム・ティーチングの実施によって個の到達度に応じた指導を実践した。
(4) 「在り方生き方講演会」−地域の人材活用−
講師としてホテルマネージャー、観光会社営業主任、ミュージシャンなど多種多様な地域の人材を招き、講演を開催した。
3 「総合的な学習の時間」の評価の実際
@課題設定と問題解決能力 A共同作業能力 B表現能力 C思考力と実践能力の四つの観点を設定し、総合的に評価をした。
4 平成15年度以降のコース制の中での「総合的な学習の時間」
各学年での履修計画及び展開の仕方を確定した。
(質疑応答)
Q1 「ライフプラン」の年度末の評価はだれがするのか?
A1 担任が行い、指導要録に記載する。
Q2 個々の生徒が「ライフプラン」を作成し、提出するのか?
A2 ワークシートに記入させ、提出させる。提出後の授業でまとめをする。
