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顕微鏡写真を簡単に撮ろう

 顕微鏡で見た像を、写真に撮ってみたいと思ったことはありませんか?でも、ちゃんとした機器を持ってないし・・・というあなた。実は、顕微鏡写真は、簡単に撮れるのです。それでは、その方法を紹介したいと思います。興味をもたれた方は、ぜひ、チャレンジしてみてください。

1 用意するもの
 ・ 顕微鏡
 ・ プレパラート
 ・ レンズが小さいカメラ(デジタルカメラ・使い捨てカメラ)
    ※一眼レフのカメラ等レンズの大きいカメラでは撮れない。

2 方法
 (1) 顕微鏡にプレパラートをセットし、見たいところを探しながらピントを合わせる。
 (2) カメラのレンズを接眼レンズにぴったり合わせる。
    ※このときに、カメラのレンズを接眼レンズと平行にするのがコツである。
 (3) ベストだと思われるところでシャッターを切る。

 このように、平行になるように、慎重に。デジタルカメラだと像をダイレクトに見ることができるので、失敗なく撮影できる。
 使い捨てカメラだと、カメラのレンズとファインダーが別なので、像が写っているかどうかが分からない。したがって、成功しているかどうかは、現像してみないと分からない。

 ボルボックスを撮影してみた。カメラのレンズと接眼レンズが少しだけ平行ではなかったので、このようにだ円になってしまった。しかし、ボルボックス自体は鮮明に写すことができている。

 マニキュアでムラサキツユクサの葉の表面のレプリカを取り、顕微鏡で観察した。それをデジタルカメラで撮影したものである。レンズが平行になったのでばっちり円形の視野を丸ごと撮影することができた。

○先生方へ
 顕微鏡での観察は、小学校・中学校とも、授業でも多く扱われています。観察結果を残すひとつの方法として、利用価値は高いと思います。
 この写真を撮影した生徒も自分の写真を見て感激していました。


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