愛知県総合教育センター研究紀要 第95集

情報教育推進のための調査研究

さらに詳しくご覧になりたい方は詳細

はじめに

 昨今の情報通信技術の進展は著しい。経済分野では,電子商取引などによってビジネスの在り方が,また,日常生活では,携帯情報端末による新しい形のコミュニケーションやオンラインによる商品購入など,現代社会におけるライフスタイルが大きく変化している。 このような状況において学校教育にも変革が求められている。当総合教育センターでは「情報教育の実践」と「学校の情報化」について,各学校での取組の支援となる研究を進めている。

1 研究の目的

 情報教育推進の目標達成に向けての問題点を明らかにし,県内の学校の実情を考慮した情報教育の在り方を追究する

2 研究の方法

(1)  研究の計画
・ 平成15年度 予備調査,本調査問題の作成
・ 平成16年度 本調査の実施,調査結果の報告
・ 平成17年度 研究のまとめ
(2)  調査の概要
ア 調査方法 質問紙法
イ 調査期間 平成16年10月1日〜平成16年10月15日
ウ 調査実施校 愛知県内の公立小学校21校,公立中学校17校,県立高等学校12校
エ 調査対象 小学校4年〜高等学校3年の児童生徒(9,592名),小学校〜高等学校の教員(1,418名)
(3)  調査対象及び調査項目
ア 児童生徒
 ・ コンピュータ(インターネット)の利用状況,意識
 ・ 情報モラルに関する意識
イ 教員
 ・ コンピュータ(インターネット)の利用状況,意識
 ・ 情報モラルに関する意識
 ・ コンピュータ研修に関する意識
ウ 学校
 ・ 情報教育の推進体制づくり

3 調査結果

 平成13年度の実態調査の結果と比較しながら,児童生徒,教員,学校の実態及び傾向について掲載した。

4 研究のまとめ

 平成12年度から平成14年度までの三年間を第1回,平成15年度から平成17年度までの三年間を第2回として調査を進めた。アンケート結果からは,第1回目より「教育の情報化」が進んでいることがうかがえた。
 今回は,特に調査項目の「授業におけるコンピュータ(インターネット)の利用」「コンピュータ研修に関する意識」「情報モラルに関する意識」において顕著な結果を取り出し,分析を行った。

おわりに

 児童生徒にとって「分かる授業」「魅力ある授業」を展開するために,コンピュータなどの情報機器や情報通信ネットワークの活用は有効である。そこで,学校教育の場において,情報化の進展に対応できる人材の育成と,学校自体の情報化を積極的に図っていく必要がある。